ストレスによる病
- hanabusapharmacy
- 6月11日
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転職して一年半になる三十二歳の女性は半年前から、歩くと上半身に重心が残っている感じで、そのまま地面に胴体がつきそうになります。
右側の背中全体に何か詰まっていて、空気が入っているようでもあり、スースー冷たい感じがするといいます。右肩が張って痛み、そこにも空気が入っているような気がします。
その頃から寝つきが悪くなり、疲れているにもかかわらず、布団に入っても3時間くらい眠れないと相談に来ました。
もともとストレスを処理できず、自分の中に溜め込んでしまうタイプだそうです。
手足が冷え、軽度ですがイライラ感があり、それを発散できません。さらに不眠症があり、睡眠時間は実質二時間程度です。
ストレスの多くは、肝と心に症状を出してきます。肝において「氣」が滞ると、張った痛みを起こします。身体のあらゆるところで起きる可能性があり、部位も移動します。そして「陽氣(ようき)」が「内に鬱して(うちにうつして)」、冷えを感じるようになります。また、「肝は血を蔵す」とあり、肝の「氣」が滞ると、「血」の運行が悪くなり、ふらつきに似た症状が現れます。
そこで肝の「氣」を疎通し、「陽氣」を通ずる「四逆散(しぎゃくさん)」を服用してもらいました。二週間で眠れるようになり、症状も全体的に軽く、元気になったと報告を受けました。一か月すると、症状は三分の一に軽減し、三か月で消失しました。
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