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ペットロス症候群

  • 執筆者の写真: hanabusapharmacy
    hanabusapharmacy
  • 5月14日
  • 読了時間: 2分

十六年飼っていた柴犬が老衰のため亡くなったという五十代前半の男性。


ショックで急に落ち込むことはありませんでしたが、動作が緩慢になり、やる気が起きず、何をするにも億劫で仕方がありません。また、食欲が無く、おいしく食べられませんが、同僚から飲みに誘われれば、断らず楽しく過ごします。一人になっても落ち込むわけでもなく、犬のことを悲しんでいる訳でもありません。

しかし、頭がポカーンとしていて考えがまとまらず、空虚感があるといいます。寝入りは今までと変わらずにすぐに眠れますが、睡眠が浅く、よく目を覚ますようになりました。


念のため病院で診断したところ、「軽い鬱」と病名がついてしまいました。犬の死から約三か月が経ちましたが、気分が持ち上がらないため相談に来ました。


男性は几帳面で、業務を一つずつ確実にこなすタイプで、父親と二人暮らしです。趣味はありますが没頭する方ではないようです。そこで「心氣(しんき)」と「脾氣(ひき)」を補い、健やかにする「帰脾湯(きひとう)」を服用してもらうと、「徐々に身体が変わるのが分かるので、一日一日が楽しい」といいます。


三か月後には、ほぼ前の状態に戻り、犬の死を客観視できるようになったといいます。一日三回から二回に減らしても問題がなかったため、一回に減薬した後に廃薬しました。


#漢方薬#薬剤師#ペットロス#鬱#落ち込み#食欲不振

 
 
 

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