悪天候による腰痛(前回からの続き)
- hanabusapharmacy
- 7月9日
- 読了時間: 2分

55歳の男性はある三月の朝、歯磨きをしていると突然腰に重だるさを感じ、痛み出してきたそうです。その日は湿布を張り、会社を休んで様子をみましたが、痛みは徐々に強くなり、発症四日目に来店しました。
腰痛になると普通考えることは整形外科に行くか、接骨院に行くか、鍼灸へ行くかでしょう。実際にいろいろ試してから当薬局に来店する人が多く、ほとんどは数か月から一年くらい経過しているため、病態が慢性化してしまっています。
この人のように、突然重だるさを伴う痛みが発症する腰痛は、自然界の湿気と冷えが関与している病症で「寒湿の邪(かんしつのじゃ)」と呼んでいます。「湿邪(しつじゃ)」が関与している場合は、患部に「湿(しつ)」が停滞しており、整形外科や鍼灸へ行ってもなかなか消えません。
腰椎のレントゲンを撮って、安心感を得ることも大切ですが、鎮痛剤は効いてくれません。湿布をするとそこに汗をかき、さらに湿気を呼んでしまうので、楽にはなりますが、良くはなりません。身体に必要のないものが経路に入り込んだ場合は、マッサージをしても楽になるどころか、むしろ悪化します。
このように「寒湿の邪(かんしつのじゃ)」を追い出す場合にも、「苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)」が有効です。別名「腎着湯(じんちゃくとう)」とも呼ばれます。この人は翌日から出社したそうです。
#漢方薬#薬剤師#腰痛#寝違え#吐き気#冷え

コメント